CLAS対応GNSS測量機器 活用事例

河川・広域緑地等の位置管理に伴う現況計測にご活用頂いております。

使用機器

• 高精度GNSS測量機器（ QZSS　CLAS対応単独測位システム １式）

従来の課題

河川敷や広域緑地の維持管理の場面では単位面積当たりの作業単価が高くなく、現況確認や出来形管理のために高額な計測器を採用し難いため、従来は、高精度ＧＮＳＳが最適な大規模用地の計測でもＧＮＳＳを活用できない場面がみられた。加えて、従来は、ＴＳ等の光学測量機を利用し２名以上の体制で計測する場合、ＧＮＳＳ利用時に比べ計測時に掛かるコストが増大していた。

当システムの効果

従来の高精度ＧＮＳＳ機器の数分の１のコストで導入でき（光学測量機と比較しても低コスト）、かつ、ネットワーク接続を必要としないため、広域緑地のような環境でも簡単に高精度な位置情報をワンマン作業により計測できます。

市街地（大都市近郊）の現況計測用途にご活用頂いております

使用機器構成

• 高精度GNSS測量機器（QZSS　CLAS対応単独測位システム １式）
• 高所撮影用ポール（7.5ｍタイプ　ルミカ社カーボンロッド）
• デジタルカメラ（Insta 360 ONE X2）
• 地形モデル解析ソフト（Agisoft社 Methashape）

従来の課題

都市近郊の市街地等では、現況調査の際にUAV（ドローン等）規制の影響から、撮影困難な場面が多く見られたため、地形を点群データとして計測する場合には、比較的高額な３Dスキャナ等を活用する必要があった。

当システムの効果

現況調査に際し点群データとして計測する際に、高所撮影用ポールとデジタルカメラによる画像撮影と、弊社GNSS機器による標定点計測を組み合わせることにより、低コストな構成でUAV規制等に抵触することなく、気軽に高精度な３Ｄ地形モデルを生成できます。

除雪作業に伴う雪量の出来形計測作業にご活用頂いております。

使用機材

• 高精度GNSS測量機（GNSSシステム1式を、QZSS　CLASによる単独測位と、ネットワーク型RTKを状況により切り替えて活用）
• 画像撮影用UAV
• 地形モデル解析ソフト（Agisoft社 Methashape他）

従来の課題

雪量の計測では気温の上昇に伴い運搬後の雪量が変動するため、気象条件などにより迅速な計測が求められ、また、人が計測する場合には足場が悪く、対象地の気温は氷点下を下回ることが通常である等、計測環境が厳しい現状が見られ。

当システムの効果

従来の高精度GNSS機器の数分の1のコストで導入でき、対象地がネットワーク接続可能な否かに影響を受けずに3D地形モデル解析のための標準点として十分な精度な計測が容易になり、低コストかつより確実な計測業務を実現できます。

太陽光発電施設整備に伴う地形解析や計画位置測設にご活用頂いております

使用機器構成

• 高精度GNSS測量機器（GNSSシステム1式を、QZSS　CLASによる単独測位と、ネットワーク型RTKを状況により切り替えて活用）

従来の課題

太陽光発電施設の場合、その施設の性質から上空視界が十分に確保できるため、設備に伴う計測作業にはGNSSが最適といえるが、市街地から距離のある休耕地た山地の場合、モバイルネットワーク接続不可能な場面も多く、高精度GNSSの利用が困難な例が多くみられた。

当システムの効果

従来のGNSS機器の数分の1のコストで導入でき（光学測量機と比較しても低コスト）、かつ、ネットワーク接続を必要としないため、広域緑地のような環境でも簡単に高精度な位置情報をワンマン作業により計測できます。

宅地造成や道路施工の際の現況計測、計画位置の測設にご活用頂いております。

使用機器構成

• 高精度GNSS測量機器（ネットワーク型RTK対応　GNSS測位システム1式）

従来の課題

複数年度に渡る道路設備や、敷地全体の造成を伴うプロジェクトでは、設備中に基準点の欠陥が著しくなる傾向があり、光学測量機による計測のみでは一貫した値の管理が困難な場面が多くみられ、また従来は、測量用GNSSは光学測量機に比べ高コストな傾向があり、最適な用途であっても活用できない場面がみられた。

当システムの効果

従来の光学測量機よりも低コストに高精度GNSSを活用できるため、従来は困難であった基準点の欠損の著しいプロジェクトでも、容易に一貫した位置情報をの計測が可能となります。