日頃からSite Scanをご使用いただきましてありがとうございます。ユーザーの皆様からこれまでいただいた質問の中で、特に問い合わせ件数が多かったものを抜粋してまとめました。ご参照くださいませ。
フライト関連
- Q電波が入らない現場でフライトさせたい場合の対処法は?
- A
あらかじめ組んだフライト予定地の地図データをダウンロードすることで、電波の入らない現場でも地図を表示させながらプランニングをすることが可能です。
地図データのダウンロードについて(URL貼り付け)
また、Quick Map機能を使用することで、iPad上に画像をインストールし、現場のオルソ画像を作成して重ね合わせながらプランニングをすることも可能です。
- Qドローンの機種の選択方法は?
- A
iPadとプロポ(送信機)をライトニングケーブルで接続しSite Scan Flight Planningを開くと自動で機種を判別いたします。識別されない場合は、一度ライトニングケーブルを抜き差ししていただくことで自動判別いたします。
- QSite Scan でフライトする際の送信機のモードは?
- A
Pモードに設定してください
※送信機のモードについて
Pモード(ポジショニングモード)…ドローンに搭載されている衛星(取得機能)、コンパス、気圧計の情報をもとに自動で位置を制御しながらフライトを行うモードです。
Aモード(姿勢モード)…すべての情報を遮断し、パイロットの手動操縦となるモードです。Site Scanでの自動フライトミッション中にこちらのモードへ切り替えると、ミッション情報、衛星、コンパス、気圧計のすべての情報を切ることになります。
- Qドローンが設定した範囲とは異なる方向にフライトしてしまう場合の対処法は?
- A
ドローンがコンパスエラーを起こしている可能性が高いです。Site Scanのフライト画面の右下の「一時停止ボタン」を押してミッションを中止させてドローンを戻してください。
反応しない場合は、プロポ(送信機)のモードをPモードからAモードに切り替えて、手動フライトでドローンを戻してください。
そののちにDJI GO 4を開き、コンパスキャリブレーションを実施してください。
- Qフライト中に通信が切れてしまった場合の対処法は?
- A
あらかじめ「通信切れ飛行継続」を「ON」にしている場合は、ミッションを遂行し続けます。ですが、フライト中にiPadに送られてくる情報が無くなります。安全面を考慮する場合は、プロポのモードを「Pモード」から「Aモード」に切り替えて手動で離陸地点まで戻してから、再接続を行ってください。
- Qミッション終了後、ドローンが自動着陸せずに離陸地点とは別の地点で着陸してくる場合の対処方法は?
- A
プロポで操作を行い、離陸地点もしくは安全な場所へドローンをコントロールしてください。
※衛星取得のためなど、ミッション開始前に手動でフライトさせた場合はこの現象が起こる可能性があります
- Qフライト中にドローンがおかしな挙動をした場合の対処方法は?
- A
プロポのモードを「Pモード」から「Aモード」へ変更し、ただちに離陸地点もしくは安全な場所へ着陸させて下さい。その後、DJI GO 4などでキャリブレーションエラーが出ていないかなどの確認を行ってください。
- Qバッテリーが複数本必要なフライトを行う場合は?
- A
ドローンのバッテリー残量をSite Scan上で確認しながらフライトを行い、離陸地点まで戻れる程度のバッテリー残量になったところで、Site Scan右下の一時停止ボタンを押し、ゴーホームさせてください。
着陸後に、バッテリーを交換し電源を入れ、接続と衛星取得を確認した後に、フライト継続を押してフライトを再開させて下さい。
撮影データアップロード関連
- Q画像をアップロードしたが、地図上でおかしな位置に表示される
- A
画像を撮影した際に、正しく位置情報が画像に入らなかった可能性があります。
【確認方法】
1.Site Scanから画像をダウンロード
2.画像の「プロパティ」を開き「詳細」にある「GPS」を確認し、位置情報が書き込まれているかを確認
※位置情報が正しく入っていない場合は、再空撮の必要があります
- Qフライトを行ったが、PC上にフライトデータが生成されない
- A
フライトアプリのクラウド同期がうまくいっていない可能性があります。以下の手順でクラウド同期を行ってください。
1.フライトアプリを開き、生成されないフライトを選択します
2.フライト名横にある雲マークをタップし、更新を選択すると雲マークが回り始め、クラウド同期が開始されます。
※電波環境が必要となります
解析・出力関連
- Q生成されたオルソ・点群がゆがんでしまった
- A
以下の原因が考えられます。
1.ラップ率不足・画像が暗すぎる・画像不足などで、オルソ・点群生成に必要な特徴点の数を取得できていない
→再度フライトを実施する又は画像の明度を変更して再処理をする必要があります
2.撮影範囲の端でラップ率が不足している
→範囲を広げて再度撮影を行ってください
※写真測量の原理を使用するドローン測量では、撮影対象物に対して余裕を持った撮影範囲を設定していただくと、良いデータが取得しやすくなります
※全自動機能ではありません。誤認識などもあるため、必ず識別された画像を確認してから補正を行ってください
その他
- QSite Scan Manager(PC)が作業中に落ちてしまう
- A
Google Chromeで使用いただいている場合、日本語翻訳をしてSite Scanを使用すると落ちてしまうことがあります。日本語訳機能をOFFにして再度Site Scanへアクセスしてください。
- Q現場に設置する適切なGCPレイアウトは?
- A
撮影範囲に対して、さいころの5の目を意識した配列が理想となります。また、それとは別で検証点を配置する必要があります。また、撮影範囲の一番高度が高い場所と一番高度が低い場所には必ず標定点を設置するようにしてください。
国土交通省国土地理院の「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」に標識の設置に関する記載がありますので、詳細につきましては、そちらをご覧ください。
・国土交通省国土地理院「無人航空機(UAV)を用いた公共測量」
https://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/public/uav/
別途、相談をご希望の方は弊社サポート担当までご連絡ください。
サポート担当:ソリューション事業本部:松本 TEL:03-3553-1122
- Qオペレーターライセンスの権限を別の人に変更したい
- A
可能です。詳細につきましては、弊社サポートまでご連絡ください
サポート担当:ソリューション事業本部:松本 TEL:03-3553-1122
- QPDFがフライトアプリ上で正しく表示されない
- A
Site Scan Manager にアップロードした PDF ドキュメントに方向に関する値が入っていたため、Site Scan フライトアプリがその情報を誤認識して発生する現象です。解決方法としては、以下の通りとなっております。
1. PDF を編集して回転させる
2.編集したPDFをSite Scanへ再度アップロードする
- QSite Scanにゴミ処理機能はありますか?
- A
Site Scanにはございません。別途専用のソフトウェア等が必要です。
- Qドローンを飛行させる場合に必要な申請は?
- A
ドローン情報基盤システム(DIPS:機体等の登録)と、飛行情報共有機能(FISS:飛行場所、時間の登録)が必要となります。
詳細につきましては各HPをご覧ください。
・ドローン情報基盤システム
https://www.dips.mlit.go.jp/portal/
・飛行情報共有機能
https://www.fiss.mlit.go.jp/top
この他に質問等がございましたら、気軽にご連絡ください。
サポート担当:ソリューション事業本部:佐藤 TEL:03-3553-1122